■漢字の生命力
1799年、ナイル川河口のロゼッタ付近で石碑(ロゼッタストーン)が発見された。
そこには、エジプト聖刻文字(ヒエログリフ:漢字でいえば楷書)、エジプト民衆文字(デモティック:漢字でいえば草書)、
ギリシア文字、の
3種類の文字が刻されていて、同じ内容が書かれていると推測された。フランスの古代エジプト学研究者
のシャンポリオンは、このロゼッタストーンを基にしてヒエログリフの解読に取り組んだ。
解読に際しては、そもそも表意文字か表音文字か、あるいはその両者が混在しているのかといった
極めて困難な議論から始めなければならなかった。ギリシア文字の対訳文であるロゼッタストーンの発見と言う僥倖に恵まれ、
不世出の天才シャンポリオンをもってしても、ヒエログリフの読解には20数年もの期間が必要でした。
ロゼッタストーンの発見から100年後の1899年、中国でも古代文字(甲骨文字)が発見された。
その甲骨文字は、中国古典学・金石学の権威である孫詒譲(そんいじょう)によって比較的短期間で解読された。
甲骨文字は、それを見た段階でこれは中国語である事が推測でき、ある文字が現在の
どの漢字に該当するかという議論から出発すれがよかったのである。
(参考文献:「文字の発見が歴史をゆるがす」二玄社刊 福田哲之著)
ヒエログリフの解読は、ロゼッタストーンの発見があり、20数年もの歳月をかけた壮大なドラマです。
一方、甲骨文字は、2ヶ月と言う短期間で解読され、それほどドラマチックとは思えません。でも、逆にいえば、3千年前の甲骨文字が、
短期間で現代に蘇ってくる事自体がもの凄い事とも言えます。漢字自体が秘めた生命力に背筋がぞくぞくしました。
(遠くに観光用気球) |
手には印を持っている |
ライトアップ |
カルトゥーシュ (ファラオの名前を 枠で囲ったもの) |
ホテルにて |
印面は、鏡文字で、かつ凹凸が逆転するべきである。 |
(王の玄室にも入場) |
(頂上の帽子が目印) |
(結構高くて怖い) |
(以外に長い前足) |
(作り方を実演) |
■エジプト人の印象 ・・・ 金が絡まなければ良い人 | |
お茶目 | ・お客さんの肩を後ろからつついてから、隠れて遊ぶ販売員。 ・料理を素直に出さず、一度引っこめて客の反応を見て遊ぶウェイター。 |
世話好き | ・外を歩いているだけでどこに行くのか聞いてくれる(関西人と同じ?)。 |
怠け者 | ・寝ている警備員。 ・ボーッと座っている清掃員。 ・客に説明をしたら自由時間を与えて仲間とおしゃべりするツアーガイド。 |
汚い金儲け | ・汚いトイレなのにバクシーシ(チップ)を要求する係員。 ・価格交渉完了後に追加の買い物を要求する店員。 |
ボールペン好き | ・胸に挿して歩いていると欲しがられる。 ・価格交渉後に欲しがられる。 ・セキュリティーチェックの 際にバッグの中のペンを見つけると欲しがられる。 |
(右側はカイロタワー) |
(c)Osiris Express |